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探偵は悪の手先にもなれる?

「悪の手先」として利用され犯罪者や反社会勢力などに協力して探偵がさまざまな情報を提供していたというニュースが希に流れています。

実際に見聞きしたニュースではストーカー犯罪者が被害者の住所を突き止める為に探偵を利用していた事例もいくつか報道されていました。
警察官の個人情報を探偵から取得していたなどなど。
結果的に殺人事件や傷害、誘拐、脅迫事件などに利用されていたと聞いています。

確かに僅かながら探偵業者の中には金銭に目が眩み、犯罪に加担すると最初から分かって調査を請けたりする業者もいるのでしょう。
しかし、探偵が犯罪に加担されるケースでは大半は犯罪を目的としていることを隠し、探偵には虚偽目的で依頼してくるのが大部分なのです。

例えば恋人が突然、転居して連絡も取れなくなったので探して欲しい。
転居して連絡が取れなくなった場合、どういった理由が考えられますか?

この表題から推測するとこの恋人は実際は「元恋人」でこの元恋人からの嫌がらせ等に嫌気を差し、逃げていったケースが考えられるでしょう。
または元恋人など出はなく、ただ単に街で見掛けて住所を知ったものの転居していったストーカーかもしれません。
上記2種類はいずれも完全にストーカー行為の加害者で、この依頼を受けてしまうと犯罪に加担したこととなり、警察からも事情聴取されたり、下手すると検察から起訴される場合もあるでしょう。
別なケースとして本当の恋人であったのですが暴力を振るわれ、怖くなって転居してしまった場合も考えられます。
このケースも道義的にも人探しとして受ける訳にはいきません。
これらは完全に依頼人側に非のある原因となります。
しかし、依頼人が正直にこういった経緯を話してくれるはずもないのです。

その他の理由として別な異性と二股交際した為に逃げていったケース。
これは逃げた恋人側に非がある場合です。
これが婚約者であった場合、婚約不履行で訴えることの出来る相手ですしもし金銭が絡んでいた場合には結婚詐欺師ということも考えられます。
当然、このケースでは正規の人探しとして探偵は問題なく受件できます。
更に事件や犯罪などに巻き込まれ、恋人に心配をさせまいとしていたり、恋人も巻き込まれないために身を隠してしまったなんてケースなどがあります。

その他にも元社員の素行調査と称し1日の行動調査を依頼してきたケースもあったのですが実際にはその人物が接触する人物の特定が目的の調査であったというのです。
探偵は約1週間くらい、朝から夜まで尾行し行動をマーク、勤務先からどういった人や会社と接触、最終的には退社後の行動までもしっかりと調べ上げたそうです。

その情報は犯罪組織に挙げられ、脅迫や強要の材料として利用され、その犯罪組織が逮捕されたことで探偵の関与が疑われたと言うのです。

探偵にしてみれば弁護士同様、依頼人の話を信じることから始まります。
依頼人に対して確認することは実行したとしても免許証などを提示して貰う程度です。
例えば浮気調査で配偶者を調査するにあたって本当に夫婦であるかなど住民票や戸籍謄本の提出までは求めません。
依頼人が虚偽や詐称して依頼するとはまず疑うことはありません。
余程、相談時において挙動不審であったり、支離滅裂なことを言わない限り、まず依頼を受けます。

ですから最初に相談にお見えになった時に相談者をよく観察しなければならないのですがその点は相談員の判断に委ねられてしまいます。

正直、依頼する際には犯罪などに調査結果を利用しないという誓約書を提出して貰いますがそれこそ依頼人の氏名や住所が出鱈目というケースもあるのです。
もし免許を持っていないとか忘れていると言われてしまうとその場で身分を確認することはできないですし、敢えて保険証などを改めて提示して欲しいとまで請求しないからです。
それに探偵を犯罪に利用すると考えた時点で身分を偽ったり、詐称するものを持ってくる場合もあるのです。

正規の探偵は調査結果を犯罪に利用されるのを拒んではいますが調査目的の真意を探るのにも苦労しているのも事実でなんでもない御依頼者にご迷惑や不愉快な思いをさせてしまうか心配です。

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